便秘の害と対策

★新陳代謝とは？
　栄養が体内に吸収された後、さまざまな過程をへて排泄されます。その時、古いものと新しい物の入れ替わりが行われることを言います。
　古いものとは、体内の排泄物（老廃物）のことを指します。
　新しいものとは、次から次へと入ってくる食物からの栄養を指します。
　身体の中の老廃物（尿便、フケ、垢、汗、など）からまず先に排泄出来ないと新しいものと入れ替えることができません。
　例えば、皮膚は、何枚もの薄い層からなっていますが、垢として排泄されないと新しい皮膚が表面に出てきません。
　『ダイエットの根本も代謝を良くすることから始まりますので、便通を良くし新陳代謝を活発にする事が基礎になります。身体を健康的に維持して行くために、とても必要なことです。』

★便秘の害について
　腸内にいつまでも古くなった便があると、それを再吸収してしまいます。それが血液として全身に回り、最後に肝臓で解毒されます。
　『便秘のひどい人は、肝臓も悪くなります。又、皮膚に湿疹ができたり、ニキビの原因にもなるのは、血液に老廃物が混じるからです。』
　『老廃物が身体に溜まると有害となり、古い便が排泄されないと発癌性の危険もあります。』腸内で便の通過が早ければ、癌の危険性も軽減されます。
　糞便の中には、発癌物質があり、便秘をしてもその物質が発生します。それは食物から摂った栄養の残りかすの蛋白質やアミノ酸が分解されたときに発生するアミン、フェノール、アンモニア、硫化水素、その他の毒物が発生するからです。これらの物質が腸から吸収され、肝臓、腎臓、心臓、脳等に障害を及ぼします。そのため、老化の原因のみならず癌の原因となるのです。早く排泄されれば、発癌物質との接触時間が短くなり、それだけ危険性が減ります。